戻り高値から下落相場入り? 絶好の押し目? さて!
中間選挙から大反騰した後の「深押し」。
2018年12月SQに向けて大幅下落からスタートを切った。
年末アノマリーは「危機の崖」を登る上昇が多い。
但し、今年はFAANG株に異変が起きており「長い長い大相場」が終了している可能性がある。
代表はアップルとアマゾンでしょう。
過去には終わったかに見えて何度も復活して来た歴史がある両銘柄です。
売りパターンになっていたチャートが1日で逆転する反騰が何度も見られた。
ハイテクは弱く金曜日のナスダックは下窓を埋める下落をした。
ナスダック総合構成銘柄は46銘柄が新高値を付け、113銘柄が新安値を付けた。
ダウは木曜日の高値からは、最高値迄670ドルまで迫ってからの大幅安。
相場でなく相場環境から見ると対中国の完全合意がないまま史上最高値にいくには企業業績が
一段と明るくないと困難と見るのが普通だろう。
水曜日の高値はショートカバーによる「行き過ぎ」で金曜日に修正が入ったとみるべきだろう。
ハイテクが多いナスダックの木曜日高値は10月高値から534ポイントも下です。
中間選挙後に急上昇した分を全て下落でなくした。
日経225先物は10月高値から1900円も安い位置が木曜日の高値でしたので、
株価位置的にはダウよりもナスダック連動といえる。
米株でナスダックは戻り高値を付けダウは「いい押し目」に見えるチャートです。
景気悪化不安なら最高値は出せないので戻り売りが正解になる。
チャートの正解率は所詮60%以下ですので、取り巻く経済情勢から
ダウが史上最高値を取るには条件が揃っていないと考えるべきだと思う。
そのためには、
・中国貿易摩擦の解決
・FRBの来年の利上げ回数の3回予測が2回になること。
特に金利は既に自動車販売数と住宅に大きなマイナス材料となって統計に表れている。
ナスダックはFAANGが復活しないと大幅上昇はなく、
ダウは月末の中国のトップ会談で合意か合意の見通しがないと高値は無理と考えられる。
ダウと日経225先物が「大体同じ幅」動くと仮定しダウが26500ドル程度と高値を付け会談待ちなら
日経225先物は高くて✛800円の23000円以下でしょう。
オプションならコールショート23250円以上は月末までは大きなリスクにならないと思う。
月曜日から「戻り高値終了」と下落相場のスタート再開も想定できますのでプットショートに安全圏は「今のところ」ない。
日本には米国との通商交渉が待っており貿易黒字の2/3の自動車・部品が狙われると大きな株の下落
に見舞われると予想がつく。
米国の貿易赤字の1位は中国・・・・問題をおこしている
第2位がメキシコ・・・・・・・・交渉で譲歩を強いられた
第3日が日本で・・・・・・・・・交渉がこれからで自動車・為替・農産物で譲歩を強いられるだろう。
日経225先物が通商交渉不安で売られていない(織り込まれていない)なら交渉で上昇材料はない。
織り込まれているならリスクイベント通過で上昇もあり得る。
以上から総合してオプション戦略を建てるなら上昇したら逆張りのコールショートになる。
11月中に10月安値を切る可能性も否定はできない。21000円割れです。
月曜日にNY市場が大幅安だとチャートからは現実味を帯びてくる。
チャートでダウ・ナスダック・日経225先物の位置のバランスを移動平均から見ると
今まで述べてきたことがよく解ります。
青線が50日移動平均、赤線が200日移動平均線です。
ダウの日足
50日線200日線を一気に突破して金曜日の下落も50日線で反発。各移動平均線も
下落が止まりつつあるように見えます。押し目買いが有利なチャート
ナスダックの日足
20日線を再度割り込み50日線も強い下落傾向が続いている。中間選挙暴騰をすべて失う
売られ方です。下髭はあるものの戻り売りがチャートのサインでしょう。
日経225先物の日足(金曜日ナイト分含む)
200日線を大きく割り込みナスダック型です。移動平均は平行になりつつあり
今週上昇なら上向きになり、下落なら下向になる。急上昇後の2日の押しで
押し目買なら月曜日が絶好の日になる。最終的にはダウの動向で上下がきまる。
上昇には限界があり暴落のリスクは依然としてある状況です。
5%会のオプション戦略はコールの遠いところをショート
プットの21000円前後をレシオ、暴落ヘッジと証拠金節約で遠いプットをロング
の作戦をメインに組み立てる予定です。
また、いまならリバーサルのコーリカレンダーもリスクがないと思える。
カレンダーの定石はSQ後半に仕掛けセータを取れ!
ならば初期はリバースのカレンダーが定石からは有利になります。