6月3日の24608ドルから7月15日15時が27352ドルですから
何と2750ドルも上昇した。
要因は米中貿易協議再開と利下げ問題
雇用統計好調で0.5%利下げから0.25%かとダウは下落したが
すかさず政府筋の口先き介入とパウエル議長のハト的議会証言から
0.5%利下げ期待に逆戻りして米国株3指標が史上最高値になった。
ここ2日の長い陽線は「踏み上げ」を思わせる上昇です。
出来高が少ない中での上昇(ダイバージェンス)
つまり売り物が減っているから上昇する構図だ。
大口の資金が株式市場から流出しているのは数字に表れている。
臆病な資金はリスクからキャッシュということです。
昨年からダウの高値は少ない出来高から大きな出来高の下落です。
今回も昨年の2月11月が思い起こされる。
7月15日の週から米国の決算発表が始まります。
利下げ期待で伸びた株価は業績相場に移行しないと続伸できない。
米国アナリストの予想ではS&P500の業績は「悪化」
今のところ米国株式は悪材料には目をつぶっているようだ。
悪化は0.5%利下げの後押しだが「織り込まれて」しまえば終わりで
業績に関心が移るだろう。
材料出尽くしは8月になり夏休みも重なりサマーラリーより夏枯れかもしれません。
山高ければ谷深しで、今の位置なら1/3押しでも▼900ドルになり
日経225先物へのインパクトも大きそうだ。
オプション戦略としては、どこまで行くか解らない上値を追うより
必ずくる大き目な押しか天井を待つべきだと思う。
待つのに都合のよいボラになっている現状です。
ここ1年で最低のボラです。
限界に近いと云ってもよいだろう。
ブログのチャート参照
http://gekkan5per.seesaa.net/article/467908153.html
高確率で500ドル以上の押しがあればボラは上昇します。
ですからプットで上昇してもトントンのデルタニュートラルにして
下落しボラアップで利益のポジションがリスクなくベターだと思う。
少なくもオプションの王道であるショート戦略は向いていない。