政治圧力に負けたFRBはバブルを膨らませる。

政治的中立を保たなければいけないFRBはトランプ氏に屈服してしまった。

金融市場に膨大な流動性資金を供給して米株式をファンダメンタルズ無視の

高値に持ち上げた。

12月利下げより月600億ドルQEの方が株価に効果的。

利下げは企業収益をよくするが、現在のファンダメンタルズ無視相場には効果限定で一時的。

ゾンビ企業の延命にはなる。

 

中国と完全合意したとしても説明のつかない高値になっている。

関税撤廃でも米国のGDPが2倍になるわけでは無い。

 

株はファンダメンタルズに関係なく「買われる方が多ければ上昇する」需給に支配されている。

資金は無利息でジャブジャブある。

・金利0%なら「株式配当>>金利の時は買い」と株の法則が生きる

・金利0%なら債券金利が低くても買えば利益

・金利0%なら配当のある会社は自社株買いは利益

・金利0%なら多額の資金を要するM&Aも仕掛けのチャンス

 

需給はファンダメンタルズを無視できる状態になっている。

この流れは負債額の最高と株式の最高を作り出した。

 

資産バブルになっているが、FRBが資金を市場に投入し続ける限りは破裂を免れるのか?

史上最高の資金供給は市場最高数のゾンビ企業を温存に成功している。

FRBの毎月600億ドル債券買い入れQEはバブル容認どころか後押し。

 

FRBがトランプ氏に屈して「好景気、最高株価」で利下げ、QEの結果だ。

 

先週も水曜日と金曜日にNY連銀は10兆円以上のレポ資金供給だ。

株価とFRBバランスシートは連動している。

ファンダメンタルズ無視ですから株価は資金が市場に流れれば上昇する。

 

100%の証明ではないが限りなく黒の証拠は週単位でFRBのB/Sと株式相場に見られる。

下のグラフは上がFRBのバランスシートの増減、下がS&P500の株価の上下幅。

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株価は1週だけ下落したがその週はFRBのB/Sが縮小した1回のだけの週です。

偶然?

 

現在のファンダメンタルズに米中貿易関税がありながら史上最高の株価にトランプはご機嫌です。

ツイートにもダウの28000ドルを祝い。

もし弾劾などで騒いだら株が下落して401Kなどが民主党のせいで大変な事態になるよとツイートしている。

 

もちろん株価が政治家の思い通りにはならないが、今は中銀の資金の無制限投入がありの時代。

インフレの可能性が低いので取れる政策ではある。

 

行き着く先はバブルの破裂ですが、2020年の選挙まで持つか?

これは景気次第になるだろう。

悪化でゾンビ企業が倒れれば失業者が溢れる(イエレン元議長談)それが更に景気悪化になる。

真っ先に信用の低いCCC格付け会社債券の暴落(金利アップ)に現れる。

自動車ローンの延滞率も先行指標ですが、これは既に史上最高になっている。

 

オプション戦略はどうすればいいのか

米株はFRBが資金を入れる限り上がりそうだが、バブルはいつ弾けるか解らない。

米中貿易合意問題の破局は「今のところ」押し目買いのチャンスにしかならない。

 

FRBも制御できない暴落の可能性と選挙まで株を落とせないトランプ思惑。

トランプ氏に屈したFRBのバランスシートの拡大。

 

株は上昇し続けるためには押し目が必要で大相場でも1/3は押す。

加熱指標からその時期は近いと思われる。

オプションにはSQが2週間後に訪れるので来年の株価を推理しても仕方ない。

 

12月2日はISM製造業指数の発表。これは重要で8月にも暴落を誘った指標。

世界中で製造業の悪化がリセッション入りを暗示しているからです。

米国も連続して50を切っており明日も50以下だと程度にもよりますが

深い押しの可能性が高い。

 

深押しの場合はプットのボラが低いので上昇率が高くなるだろう。

好数字の場合は上昇でしょうが「すでに上昇しているので小幅」が予想される。

 

戦略として上昇ならボラ剥げ小幅ですから「コールデビット」

下落ならばボラがある程度は上昇する予定で「プットバック」「プットカレンダー」

が妥当になる。

 

大きく動くなら両建ても利益を生む。

どちらにしてもATMから近い値動きのあるオプションを売買する必要がある。

 

追記

もし予期しないインフレが起きる白鳥が現れたら巨大なブラックスワンになる。

原油? 違いますね。予期できないからブラックスワン。

金融システムの崩壊ならリーマンのように「まさか企業のデフォルト」です。

ドイツ銀行? すでに「まさか」にならない株価に落ちている!!

 

 

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