前回の続きです
・ストキャス
正式にはストキャスティクス。オシレーター系で、「買われすぎ」、「売られすぎ」のテクニカル分析です。現在のレートを過去の一定期間の値動きと比較し、100%に近ければ近いほど、現在のレートが買われすぎとなり、0%に近ければ近いほど、レートの売られすぎ。
チャートは5月3日18時時点を使っています。
日経225先物日足と移動平均線(5日と21日)にストキャス
ストキャスだけの判断なら下に矢印のところが買いサイン、上の矢印が売りサインとなります。
(青いゾーンを越えて短期線が長期線(スロー)とクロスしたところ。)
青いゾーンは20%から80%です。一般的には30%から70%ですが、騙しが多すぎて使えないと判断しています。
時間軸を4時間にしてみると
225先物4時間足と移動平均線(5本と21本)にストキャス
ストキャスは日足・4時間足ともに移動平均のサインより早いことが解る。
逆に言えば「騙し」が多いことになります。
移動平均が遅すぎる!と考えて4時間足の移動平均を「5本、21本」を「5本14本」にして比べてみると
・MACD
MACDはマックDと読まれています。移動平均のアレンジ版と云えます。移動平均線は単純に合計を日数で割ったもの
ですが、MACDは過去の数字より直近の数字(10日前より前日前々日)が重要だから高く評価するとの考え方です。
ですから理解にはちょっと数学を使います。詳しくはネットで調べてください。
「参考」http://www.gaitame.com/gaitame/technical/030801.html
トレンド系とオシレータ―系を合わせたとも云えます。<相場の勢いのトレンド系の位置付け)
日経225先物日足と移動平均(5日21日)とMACD
ストキャス同様に日経225先物を4時間足にする
ストキャスよりもMACDの方が使い勝手が良いと云えます。
MACDの日足からは「5月3日」以降に売りサインが出そうですが、4時間足では5月1日の0時に
売りサインが出ています。
次にMACDの時間軸を変える。12本26本を5本21本と移動平均線と同じにしてみました。
移動平均線の2つの数字、MACDの2つの数字を色々と工夫して
サインの反応は早いが騙しが多い。遅いが騙しが少ない。これを自分できめられます。
どちらが優れているいないでなく、他のテクニカル分析(トレンド系)を組み合わせることで変わります。
だだ遅いトレンド系と遅いオシレータ―系を組み合わせて「安全安全」のリスクを取らない売買は上手くいかないと思います。
トレンド系で55%の的中率とオシレータ―系60%の的中率と時間軸も併用なら65%の確率になるとは思いませんか?
そこに経験と直感でしょうね。
「中期は下降トレンドの時に短期上昇トレンドでオシレータが冷えても買いではない」等です。